感想を述べる前に導入方法を書いてみる
先に似たような事を書いている人がいない事を確認してから・・・
PHP8 Alpha1からjsonやzipがコア内部に含まれたため–enable-zip|jsonオプションは不要になったようだ
付けたとしても認識出来ないオプションだと言われる
そして私のconfigureオプションはこんな感じ
./configure –prefix=/opt/php/php8 -enable-opcache –with-zlib –with-zip –enable-sockets –without-pear –enable-fpm –enable-gd –enable-mbstring –with-mysqli –enable-cli –with-pcre-jit –with-curl –enable-ftp –with-openssl=/usr/include/openssl/ –with-jpeg=/usr/lib64/libjpeg.so –with-freetype –enable-mysqlnd
php.iniにはこう書きました
zend_extension=opcache.so
memory_limit = 512M
date.timezone = “Asia.Tokyo”
opcache.enable=1
opcache.enable_cli=1
opcache.optimization_level=0xFFFFFFFF
opcache.jit_buffer_size = 128M
opcache.max_accelerated_files=4000
opcache.huge_code_pages=1
opcache.file_cache=/tmp
そして、皆様方PHP8の目玉機能であるJITの威力を確認するために簡単なベンチマークスクリプトを組んで
実行速度測定を行っていらっしゃるようではあるが!
そこで、同じような事をやっても意味がないので私は違う視点でPHP8を試してみた
気になるのはやはりブログとかCMSとかの動作やスピードがどうか・・・
って事で一番メジャー(と思われる)なCMS、WordPressにて試してみました
一応環境を書くと、2コア2.4GHzでメモリー1GBでSSD50GBのVPS環境です
WordPressの最新版だと一応動くようです、5.1は動かなかった
プラグインも1つだけ動かないのがあった
WordPress Related Postsってやつ
更新が2年前だから仕方ないっちゃ仕方ないかも
さて、速度計測です
因みに厳密でもなく適当にやってるのであまり参考にしないで下さい
time wget URL
って形で速度を測ってみた結果
PHP 7.4
real 0m3.382s
user 0m0.088s
sys 0m0.017s
PHP8
real 0m1.929s
user 0m0.066s
sys 0m0.014s
若干速くなった印象ではあるけれど大して変わらんね
まぁ、閲覧画面よりも重くて仕方がない管理画面なんです、気になるところは
WordPressのQueryMonitorプラグインを使ってみました
PHP7.4=4.81s
PHP8=4.39s
うん、気持ちだけね・・・
プラグインはWPが動かしているものなのであまり当てにならない・・・なので
一応、Chromeの開発ツールからも計測
PHP7.4=6.6s
PHP8=6.36s
前評通りCMSではあまり期待通りにはならないかな?
体感的にもあんまり変わった印象はないし
他の人も触れてるけどCMSはCPUよりもI/Oがボトルネックになるようだし
それでもまだalpha版だから今後の最適化やら改善に期待しましょう!
以上、簡単だけど報告でした